坊守のつぶやき 14号
ある方から、ウクレレを頂きました。
使わなくなったのでということでしたが、大事にされていたということが、例えば
弦高やブリッジの調節をされていたのを見れば、初心者の私でも分かりました。
私のような者が頂いてもいいのかどうか一瞬迷いましたが、持って来てくださったお気持ちが嬉しくて、有り難く頂戴しました。
その後、ウクレレ教室に通い、悪戦苦闘しながらも楽しく習っております。
もう一つ習っているのが盆栽で、今年の秋で4年目に入りましたが、
西光寺には以前、前住職が元気な頃に育てていた盆栽の鉢が幾つか有りました。立派な藤の木が有り、綺麗な花をたわわに付けていました。有難いことに、ご門徒さんが時々剪定に来てくださってました。
当時の私は、花が咲いている時は綺麗で見惚れていたのですが、秋の落ち葉の頃になると、ちょこちょこ掃き掃除をしなければいけなくなり、家事や育児の間にする掃き掃除に、
―めんどくさいな〜、葉っぱハラハラ落ちないで、一気に落ちてくれないかなーと、うんざりしてました。
何度も掃除をする私は善で、それを妨げる藤の木は悪として、自分の「ものさし」で計ってました。
善と悪、勝ちと負け、上と下、早いか遅いか、そうやって分けることで物事を判断してしまうのです。
それが『煩悩』なのですが、なかなか無くならない。しつこく執着してきます。
―それが自分を苦しめてるのよ〜―と、気付くことが大事なのです。その考えが、自分で自分を縛ってがんじがらめにしている。それに気付かせてくださるのが、アミダ様の光。そこが大事なのです。
藤の盆栽は無くなってしまったけれど、前住職が持っていた地板や卓が出てきました。これらのお道具も使ってあげよう。
ウクレレも盆栽のお道具も、私の手元に届いたご縁。大切に繋いで行こうとそう思ったら、なんとなく嬉しくなった私がいました♫
写 経 の 会
*東本願寺出版物
午後3時から4時30分
いつでも、どなたでも、どこからでも始めることができます。女性ばかりですので気軽にお声をかけてください。
2020年は、
2月9日・4月12日・6月14日・
8月9日・10月11日・12月13日
の予定にしております。
災 害 義 援 金
台風19号の義援金を、日本赤十字社へ振り込みました。
¥14,975 ご協力有難うございました。
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