今月の言葉

 
「明日からやろう」と40回言うと 夏休みは終わります。 
「この身今生において度せずんば
 いずれの生においてか  
 この身を度せん」(三帰依文) 
 
「宗教は、なぜ必要なのか」
  そう問う人にこそ 
  宗教は必要である。(西谷啓治)

今月の言葉

 
「明日からやろう」と40回言うと 夏休みは終わります。 
「この身今生において度せずんば
 いずれの生においてか  
 この身を度せん」(三帰依文) 
 
「宗教は、なぜ必要なのか」
  そう問う人にこそ 
  宗教は必要である。(西谷啓治)

坊守のつぶやき 11号

 
 この「響流」が届く頃には、桜の蕾が膨らんだとか、いつ頃咲き出します、とかの情報が出ているでしょう。

 散る桜 残る桜も 散る桜
           〈良寛和尚〉
  今はどんなに美しく綺麗に咲いている
  桜でも、いつかは必ず散る。
  そのことを心得ておくこと。

 この歌のように、私達は限られた〈いのち〉を生きているのだと、桜を見るたびに思います。
綺麗だが儚くもあり、刹那的で•••だから観る人々を惹きつけるのでしょう。

 親鸞聖人が9歳でお得度を受けられた時に読まれた歌も有名ですね。
  
  明日ありと 思う心の あだ桜
   夜半(よわ)に嵐の
    かぬものかは   
   明日があると思い込んでいる気持は、いつ散るかもしれない桜のよう。   
   夜に嵐が吹いたら、散ってしまいます。

 


 盆栽を始めて知ったのですが、桜は夏の暑い盛りに、葉の下に来年の花芽をつけます。花芽のまま眠りにつき、寒い空気にさらされると、徐々に眠りから覚め、気温が少しずつ上がれば、花芽も少しずつ大きく膨らんで、春に花が咲く。これが桜の使命。
 桜も花が終わってから、ボーッと生きてる訳じゃないのね。私達も感謝の気持ちを持って、日々充実した生活を過ごさせて頂く。
 これが私達の使命なのでしょう!

 
  
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