西光寺について

真宗大谷派西光寺のご案内



西光寺は江戸幕府が開かれて間もない1608年慶長十三戊申(つちのえさる)二月に釋善了法師によって創建されました。
 当寺のご本尊は本願寺十三代宣如上人裏書きの1628年寛永五戊辰(つちのえたつ)(仲秋十六日報恩寺下武州豊嶋群江戸西光寺常汁物也願主善了)に下付された阿弥陀如来像です。
 開基善了師や当初の建立地などは、その後度重なる類焼により詳細は不明ですが、下総国より出て江戸神田にて創建されたとの言い伝えが残っています。「明暦の大火」後、当時浅草に移転した坂東報恩寺地内に移転、その後文化三寅年三月十八日の火災後現在地に移転しました。明治十一年作成の「寺院明細帳」によれば武蔵國豊嶋群浅草北清島町五十九番地 右住職藤石霊觀(第十三世)とあります。その後は現在地で関東大震災に遭い、区画整理により境内地の縮小があるも再建、戦災で再び全焼と翻弄されましたが、その都度ご門徒の力をいただき、念仏の道場として復興を果たしてきました。先達の血のにじむ苦労が偲ばれます。
 現在の住職は(藤石 哲朗/法名 釋徹舟)は当寺の十八世住職になります。
2009年の「永代経」法要で「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌お待ち受け法要と創建四百年奉告法要をお勤めいたしました。


先に述べた通り親鸞聖人が亡くなられておよそ三百五十年後に創建された“新しい”お寺です。
しかし、釋善了法師にとっては親鸞聖人に出遇った“今”だったのでしょう。
いつでもない“今”、誰でもない“私一人”が親鸞聖人の教えに遇う“場”として時代社会に存在する寺でありたいと願っています。