今月の言葉

 
「明日からやろう」と40回言うと 夏休みは終わります。
 
「この身今生において度せずんば 
 いずれの生においてか 
 この身を度せん」(三帰依文)
 
「宗教は、なぜ必要なのか」
  そう問う人にこそ
  宗教は必要である。(西谷啓治)

坊守のつぶやき 5号

 
明けましておめでとうございます。
 年末のテレビニュースで、今年亡くなった方々の映像を流しているのを、見る機会がありますが、ーあ−そうだった。あの人も亡くなっていたんだ。見かけなくなったと思ったら、この人もかーと、感慨にふけります。
お寺の生活は、死を近くに感じます。分かってはいても、亡くなったと聞かされると辛いものがあり、しんどいです。
どんな生き方をしていても、いずれ人は死ぬ。
 先日ラジオで、訪問診療をされている佐藤伸彦さんの話を聞きました。患者さんのケアの中で、

  やり残した事はないか
  言い残した事はないか
  食べ残した物はないか


を尋ねて、できる限り対応してあげたい。
一回限りの生を生きている。これを常に考えなければいけないと。


「平穏死」「満足死」など、所詮は残された者の考えで言っているだけで、死ぬ時に「いろいろあったけど、それなりの人生だった」と、思ってもらえるようにしたいと思う、と。
 今元気に生きている私も、考えてしまいました。
家族に、感謝の気持ちを口に出して言っていないな〜とか
運動不足だ、何かしなきゃあと言っているくせに、何も行動に移していなかったりとか、忙しさにかまけて、大事な食事がおろそかになったり・・・
いつかいつかって、言っているだけでは、だめ!
今を大事に生きて行こうと、ご門徒さんに言って来た私なのに・・・反省です。
 新しい年になり、今をきちんと生きているのか、改めていのち、生について考えることをしたいものです。
初詣で色々な願い事を祈願されるのもいいのですが、少しの時間自分を見つめ直して、私はどう生きて行くのか、何を大切にしたいのか、年の始めにちょっと考えてもらえたら嬉しいなと思っています。
 お正月いつでもご本堂にお参りできますよ。
 では今年も宜しくお願いいたします。
 
 
 
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