盂蘭盆会・新盆合同法要

盂蘭盆会法要及び新盆合同法要を7月13日午前と午後にそれぞれお勤めしました。
 

わたしたち真宗門徒は、先祖を供養するというよりも、先だって亡くなられた方々を偲び、わたしが仏法に出遇うご縁をいただいという感謝の法要として行っているのです。『盂蘭盆経』においても、釈尊は目連尊者の母の救いだけを説いているわけではなく、利己的な世界を打ち破り、もっと広い世界へ出よ、と説かれているとも読み取ることができるのではないでしょうか。そうでなければ、目連尊者も母と同じ「我が子だけ、我が親だけ」というところに落ち込んでいってしまうことになるでしょう。
 阿弥陀さまはいつでも、どこでも、だれでも無条件で照らし、導き、育て、救ってくださる仏さまなのです。亡き人を偲びつつ、仏法を聴聞するご縁としましょう。そのことが何よりの「供養」なのです。

新盆法要にお参りの方々と
『正信偈』を一緒にお勤めしました。